【講義の目的】 |
波動・音響工学を基礎とした微小なアクチュエータやセンサに関して、その基礎となる原理からモデル化について学ぶ。この講義を通して,重要な技術分野となりつつある電気機械マイクロシステムを研究開発する基礎力を養う。特に,圧電現象を用いた電気音響変換器はマイクロシステムにおいて重要な役割を担っておりその原理・解析手法・モデル化などを取り上げる。また,光波を用いた音響センシング技術を取り上げる。
|
【講義計画】 |
- 固体中の弾性波動と振動
- 圧電基本式と 電気機械等価回路
- 単純な振動モードの電気機械変換器
- 振動ジャイロスコープ の原理とモデル
- 超音波モータの原理と種類
- 超音波モータのモデル化
- 圧電薄膜を用いたアクチュエータとセンサ
- 弾性表面波デバイスの原理と等価モデル
- 弾性表面波モータ
- 光波応用センシング
- 光ファイバセンサ
|
【教科書・参考書等】 |
担当教官が作成した講義資料を配布する。
|
【関連科目・履修の条件等】 |
関連する講義として「超音波エレクトロニクス(前学期)」を履修していることにより,より理解が深まる。
|
【成績評価】 |
期末試験を行い,その成績および講義中に行う演習を総合して評価を行う。
|
【担当教官からの一言】 |
弾性体の振動・波動現象および圧電振動子に関する基礎的な内容から応用およびマイクロ化へと講義を進める。電気機械変換器の等価モデルを用いることでシステムの動作について定量的な理解ができるようにする。
|