講 義 名 オプトエレクトロニクス
開講学期 前学期 単位数 2-0-0
担当教官
宮本 智之助教授 すずかけ台 R2棟 817号室 (内線5059)
E-mail: tmiyamot@pi.titech.ac.jp
【講義の目的】
光通信や光記録など,光エレクトロニクス分野の理解に必要な, 光デバイスの動作原理や特徴を学ぶとともに,実際の特性や今後の進展についても学ぶ. 受動光デバイスとして光導波路や光ファイバの解析, 能動光デバイスとして半導体レーザの動作原理や特性,また, その他の光機能デバイスについても動作原理について講義する.

【講義計画】
  1. 光エレクトロニクス概論
  2. 光伝搬と光導波路の解析
  3. 光ファイバとその解析
  4. 光導波路の結合と光の出射・集光
  5. 半導体レーザの基礎
  6. 半導体レーザの特性
  7. 発光遷移と利得
  8. 製作技術と量子構造
  9. 半導体レーザの動特性
  10. 動的単一モードレーザとその特性
  11. 面発光レーザのその特性
  12. 半導体光機能デバイス
6/20(月)は木曜講義日のため,本講義はありません.

【教科書・参考書等】
教員の作成した資料を基に講義を進めます.
光エレクトロニクス関連の教科書を持っていれば,講義理解の助けになると思います.以下に教科書の例を示します.
  1. 末松安晴,伊賀健一共著:光ファイバ通信入門,オーム社.
  2. 伊賀健一編著:半導体レーザ,オーム社.
  3. 山田実著:光エレクトロニクス,森北出版.
  4. 栖原敏明:半導体レーザの基礎,共立出版.
  5. 西原浩,裏升吾共著:光エレクトロニクス入門,コロナ社.
【関連科目・履修の条件等】
本講義では,光エレクトロニクス分野の理解に必要な知識を, 基礎から学ぶことを目的としているため, 学部等の関連分野の講義と同等内容と考えてください.
なお,本講義の理解には,電磁気学および半導体物性の基礎が必要です.
関連科目「量子光半導体デバイス」,「光通信システム」では, 本講義に関連したより高度な内容が含まれます.

【成績評価】
出席,演習,レポート,試験

【担当教官からの一言】
光エレクトロニクスの理解に必要な基礎から講義をするので,多くの人の受講を期待します.