文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業「東工大ナノ構造造形支援事業」

文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業

  2021年度からスタートした「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業では、最先端装置の共用、高度専門技術者による技術支援に加え、新たにリモート・自動化・ハイスループット対応型の先端設備を導入し、機器利用に伴い創出されるマテリアルデータを、利活用しやすいよう構造化した上で提供します。また、物質・材料研究機構(NIMS)が構築するデータ中核拠点を通じて、データを全国で利活用できる環境を整備し、2023年度からのデータの全国提供の開始を予定しています。更に、文部科学省の「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト」とも連携し、マテリアル先端リサーチインフラ、データ中核拠点、データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクトが三位一体となった『マテリアルDXプラットフォーム』を構築することで、我が国のマテリアル革新力の一層の強化に貢献してまいります。
  ARIMは7つの技術分野からなります。東工大は、物質・材料研究機構がハブとなる"量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル分野"に属するスポーク機関です。
ナノテクノロジープラットフォームセンター

 量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル分野

  量子・電子技術は、Society 5.0の実現に向け重要な鍵となる最先端基盤技術の1つであり、 今後の経済・社会の飛躍的な発展を遂げるために必要不可欠な革新的技術です。本領域では、ハブ・スポーク機関が有する特徴的な解析装置と高度な微細加工技術の共用および、マテリアルデータの収集・蓄積・構造化を強力に推進し、量子センサ、フォトニクスデバイス、単電子デバイスなど革新的機能を発現する量子・電子材料のデータ駆動型研究開発に貢献します。

東工大ナノ構造造形支援事業

 東工大では、平成14-18年度の 文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクト「電子ビーム露光による3次元ナノ構造構築支援」、および平成19-23年度の 文部科学省ナノテクノロジー・ネットワーク「電子ビームによるナノ構造造形・観察支援」、平成24―令和3年度の文部科学省「ナノテクノロジープラットフォーム事業」に続き、「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業でも実施機関として選定されました。支援事業へのご依頼をお考えの方は左リンクより概要をご覧ください.
  本支援事業は科学技術創成研究院未来産業技術研究所で行われております。 また、本支援事業は、東工大で共用の研究設備の整備と活用を統括する組織オープンファシリティーセンターの下の設備共用推進体です。

ARIM事業によるデータの利用開始のお知らせ

ARIM事業などで集められたデータは、NIMSによるデータ提供ポータルサイトから利用可能です。詳しくはこちらをご覧ください。

異種接合のご紹介

東工大のみある異種接合装置による試作例・支援例を紹介します。詳しくはこちらをご覧ください。