簡単に・・・小田研究室では、将来のスーパーコンピューターの心臓部となる、超高速電子デバイスの研究に、シリコン量子ドットと高温超伝導という2つの柱で取り組んでいます。
ナノクリスタルシリコン
ナノクリスタルシリコンは直径10ナノメートル以下のシリコン超微粒子で、従来のトランジスタ集積回路に使われているシリコンとは全く異なる、量子効果が支配する新しい材料です。1個の電子が移動するだけで大きな信号の変化が現れるという究極の単一電子デバイスの可能性もあります。小田研究室では、デジタルCVDという、プラズマを応用した新しい方法を提案して、ナノクリスタルシリコンの作製を行い、超高分解能電子顕微鏡による構造評価や、単一電子トンネル電流の測定による量子効果物性の評価を行っています。さらに、電子ビームリソグラフィを応用した、超微細構造を形成して、ナノクリスタルシリコンの位置を制御する方法を研究しています。超伝導
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高温超伝導は10年前に発見された新しい材料です。マクロな量子効果による新しい原理の超高速デバイスが期待されています。イットリウム、バリウム、銅の酸化物という、とても複雑な構造をした材料ですが、小田研究室では原子レベルで制御されMOCVDというユニークな方法で、世界最高水準の高品質超伝導体を作製しています。また、走査プローブ顕微鏡を用いる新しい方法で微細加工を行い、デバイスの試作を行いその特性を測定しています。
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- 半導体実験室で行った学生実験が面白かったという人は特に向いているでしょう。小田研究室は南3号館7階に教官室と学生室があります。もっと、詳しいことを知りたい人は、いつでも気軽に研究室を訪ねてください。